タクシーに乗ったら、運転手さんが武勇伝を話してくれました。
・朝10時ごろに自宅に××警察署△△課を名乗る電話あり。
・「○○○○さんのお父さんですか」と息子の名前を正確に言う。
・「息子さんが痴漢でつかまったから、引き取りに来てください」との旨。
・「息子さんは誰にも話さないでくれと言っている」とのこと。
運転手さんは、息子さんが逮捕された駅と時間(明大前駅、9時40分ごろ)を確認、態度を明確に。
・息子が本当にやったのならば、取調べをぜひともびしびしやってもらいたいし、迎えにも行く。
・ただ、あなたが本当の警官かどうかこの電話だけではわからないので、これから電話を録音する。
・録音機を準備するのでこのまま5分待ってくれ。
この直後に電話が切れたそうです。詐欺がばれているのに気がついたんでしょうね。
なんで運転手さんはだまされなかったかというと、
・××警察署や明大前駅は、息子さんの住んでいる駅からも会社のある駅からもまったく反対方向。
・平日の息子さんの出勤時間は7時台。9時は、会社でとっくに勤務をはじめている時間。
・タクシーで普段、無賃乗車などの際に通報して警官とよく話しているが、「誰にも話さないでくれと言っている」などと警官は言うはずがないということを知っていた。
という理由からだそうです。息子さんのことをよく知っていたからひっかからなかったわけですね。
この運転手さん、先日乗せた医者から「病院にも振り込め詐欺の電話がかかってくる」ということを教えてもらったそうです。高齢の医師の息子が別の病院で医師をやっている場合。「息子さんが医療事故を起こした」「今すぐ300万円を振り込むなら示談にしてもいいと相手は言っている」という電話がかかってくるそうです。実際にひっかかってしまった医師もいるとのこと。ターゲットにあわせてトークをちゃんと変えているわけですね。本当に油断も隙もないなあ。ご用心でございますね。