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2007年06月 アーカイブ

2007年06月01日

ジェイミー・オリバー大好きだー。

ジェイミー・オリバーは英国の若手シェフでアイドル的人気があるということは知っていましたが、Naked ChefなどのTV番組は見ていませんでした。

が、最近、毎日の有酸素運動のおともとして借りてみたDVD『ジェイミー’s キッチン』で私はジェイミーに惚れちゃいましたよ。『ジェイミー’s キッチン』は、ロンドンの無職の若者を1年で一流のシェフに育て上げ、彼らが働く新しいレストラン(15人の若者がシェフとして働くから名前が「Fifteen」)を開店するプロジェクトのドキュメント。

正直、15人の若者は、1000人以上の中から選抜されたのにもかかわらず、考えがものすごく甘かったり、怠け者だったりします(家庭の事情によるところもありますが)。ジェイミーはそれはそれは我慢強く彼らに向き合い、彼らが越えるべきハードルを着々と設定して成長をはかり、レストラン開店時の諸困難を乗り切ります。年齢も彼らとあんまり変わらないのに、包容力があって優しくて強いなあ。イケ面だったり、しゃべり方がかわいいだけの(いや、言葉遣いは悪いけど)ただのアイドルシェフではないと感じました。彼の他のTVシリーズも見てみようとか。

Fifteen:
http://www.fifteen.net/Pages/default.aspx

2007年06月03日

オフィスアワー。

オフィスアワーは、学生が教員の先生に個別相談する時間のこと。JAISTの研究室は石川にあるので、東京MOTの学生は、研究室を訪問するという形をとらず、先生が東京にいらしているときにアポをとってお時間をいただくのです。

今日は梅本先生に修論のテーマ設定について相談しました。Webマーケティングについて真面目に考えれば考えるほど行きづまるので、えいやっと決めるべきか(これって社会人の悪い癖で、ものごとを前に進めるために思考の方を止めてしまうことが往々にしてあるんですよね)とも思っていたのですが、いろいろお話して、Webマーケティングという手段ありきの発想だから行きづまるのだ、ということが理解できました。当初予定の1時間を越えてながながと相談してしまいましたが、おかげさまで代案もなんとかなりそうです。

先生の「的確な質問を細かく繰り出して道を探るワザ」や「袋小路に入りそうになる直前に切り返すテクニック」、私は車庫入れに似ていると思いました(いや運転免許を持っていないので比喩として適切かどうか、本当のところはわからないですが)。自分がまっすぐずーっと考え続けるといつも同じ穴に落ちてしまうので、今後は落ちる前に切り返すことを意識してみようかなと。


2007年06月05日

社内調整開始。

先日のオフィスアワーで修論への手がかりをいただいたので、今度は修論のターゲットを会社でプロジェクト化して1年で遂行し、なんらかの結果を出さなくてはなりません。

それというのも、今回の修論の手法として、アクションリサーチを採用するからです。アクションリサーチとは、「自分自身の問題から出発して、その問題の分析・解決計画作成・計画にもとづいた実際の行動・検証という一連の流れを行う実証的研究方法」のこと。自分自身とはあまり関係がなく、自分にとって切実でもない遠い問題を外から見てあれこれ言うだけ、というのとは対極にあります。

MOTのフィールドは企業なので、社会人学生が会社の中で抱えている問題こそが研究対象としてふさわしいものとなる、と。また、上記の定義からおわかりのように、アクションリサーチを行うには、「問題」と「解決計画」と「実際の問題解決行動」がセットとして必要なのでした。

2年で修了するMOT修論のコツとしては、「問題はどの企業にも大なり小なり必ずあるが、解決計画がたてられる問題を選ぶこと、また1年で解決できるような、小さすぎない/大きすぎない問題をピックアップするのが重要である」と梅本先生。

というわけで、本日、社内調整開始。プロジェクトがどんな結果に終わったとしても、論文は必ず来年書いてやるという意気込みだけはありまくるのでした。つづく。

2007年06月09日

改訂エンジニアリング マネージャー

来月行われる講義(技術マネジメント・リーダシップ実践論)の教科書を事前に読了し、自分の考えをまとめておくよう、講義担当の先生からお達しメールをいただきました。うわわ。いえ、教科書は購入済だったのですが、自宅に積まれて背景と一体化していました。リマインダ助かります。

その教科書とは、M.K. バダウィ (著), 角 忠夫 (翻訳) 『改訂版 エンジニアリングマネジャー―強き技術系管理者への道』(日科技連出版社)。バタウィ氏はUSで長らくコンサルや管理者教育を行ってきた方とのこと。個人的には技法とケーススタディがたくさん盛り込まれているのが気に入ったのと、「第7章 権限なき管理-プロジェクト,マトリックス,および機能横断チーム」が大変気になっています。権限にもとづいた管理ならまだしも、「責任>>>>>>>権限」な場合にこそ、技法が必要だと思うので。というわけで本書、来月にかけて読んでいきますよー。

[2007/7/1追記] 内容は素晴らしい、と思ったのですが、翻訳がだめだめで(意味が全然とれない文が何箇所もあります)、読みながら悲しい気持ちになっています。ううう。これがなければ広範囲に薦めるのになあ。もったいないです!

2007年06月12日

サービス・サイエンス。

今週はサービス・サイエンスの授業を受けています。サービス・サイエンスは米IBMアルマデン研究所が言い出した概念ですが、この講義にも日本IBMの日高一義氏がいらしてお話されるということで楽しみにしています。

サービス・サイエンスと類似のものとして、

・営業マンはものを売るのではなく、お客さまの問題を解決するのである(いろんな営業本で見かけることば)

・製品やサービスを利用する過程(の品質)を重視し、ユーザーが真にやりたいこと(本人が意識していない場合もある)を「楽しく」「面白く」「心地よく」行える点を、機能や結果、あるいは使いやすさとは別の“提供価値”として考える(「ユーザー・エクスペリエンス」@IT 情報マネジメント用語事典より )

・近年のマーケティングでは、顧客は製品・サービスの物理的機能そのものというより、感動や快楽といった経験価値に対して対価を支払うようになってきていると考えられる(「経験価値」ケアブレイン経営用語解説より)

などを思い出しました。モノあまりの時代にはモノではなく情報や知識といった付加価値を提供していくことこそが大切であり、また、その価値については、サービス提供側が決めうちするのではなく、お客さまが判断していくものである、といったことをよってたかっていろんなジャンルの人が言っている、という感じでしょうか。

2007年06月14日

夜KJ法。

サービス・サイエンスの授業が続いています。今日はグループ演習でサービス・イノベーションを考えるのにKJ法を使いました。

ここで老婆心からの注釈ぢゃ。若者にはわからないかもしれないのぢゃが、年をとってくるとだな、朝と夜とで頭の回転や記憶取り出しの成功率がまったく違ったりするのぢゃよ。なので年長者が夕方とか夜になってトンチキなことを言ったりやったりしても優しい目で見守ってほしいと主張したいのですぞ。よく「こんなこともわかんないの?」みたいな態度をとる若者がいるけんどな(相手にそんな態度が伝わっていないと思うところが若者だけあって浅はかぢゃよ)、わかっていないからトンチキするんじゃないのぢゃ。わかっていても脳のスピンドルの回転がついてかないのぢゃ。特においらみたいな「車輪の小さな自転車を必死こいてキコキコ漕いで考えるようなタイプ」は、スピンドルの経年劣化が本当につらいんぢゃ。ゆっくりどっしり構えてどん!と重みのある答えを一発で出す知性、そういうのに痺れる憧れるゥ!

で、何を言いたいのかというと、夜、仕事終わったあとにKJ法するのってものすごく疲れるということです。特にグループ化して表札をつけるところ。あーづがれだ。でもおもしろかったし、発見は確かにありました。グループ演習は土曜に続くので大変楽しみです。

2007年06月18日

サービスレベル/RQ提出/配属研究室検討。

サービス・サイエンス論はグループ討論が大変楽しかったのでした。これから本格的にはじまろうとしている学問で、扱うトピックも多岐にわたるので、今はじめるとすごくおもしろいかも。

ちょっと話がずれますが、先日のエントリで書いたジェイミー・オリバーのレストラン、開店当日まで内装工事ができていなかったり、注文とは違うスペックで内装がされていたりなど、DVDを見ていて「ずいぶんひどいことがあるなあ」と思っていたのです。が、先週のSPA!で鴻上尚史がやはりイギリスの舞台装置のクォリティの低さ(例:注文したものが注文した数届かない、注文通りの長さではない)やみんな「こういうことはよくあるよと平気な顔をしている」ということを書いていて、もしそれが本当だとすると、国によって当たり前とされるサービスの水準が違いすぎるので、サービスを論ずるのって注意深くあらねばならないのでは、と思いましたです。

また、6月は、

・修論のリサーチクエスチョン(第一版)を考える
・配属研究室の希望を出す

という大切な月だったりします。あと半月しかないですが、考えないと。論文テーマを考え出すと、自分は何を大切なポイントだと思って働いているのか、という根本のところが問われるので、楽しくもあり、難しくもあり、です。

2007年06月25日

実践的社会調査法。

JAISTの講義は「研究とは何ぞや」について学生に理解させることをすごく意識しているように思います。基本からしっかりしごくといいますか。先生方も教育者であると感じることが多いです。この講義もその一環。

講義タイトルからは定量/定性調査手法についての実践的な内容の講義をやるように見えるのですが(実際にそういうところも扱いますが)、隠れテーマとして「いかに学術論文を読み、書くか」が入っていました。時折ぶっちゃけネタでなごませ、親近感を抱かせつつ、研究とは何か、論文を書くとはどういうことかを語る授業です。社会人にはこういう意識改革のための授業って必要だなあと思いました。

講義の中に出てきた言葉で印象に残ったのが、「学は術ではない」。

いや、その通りでございます。時間がないからと言って、HOW-TO、すなわち「術」ばかりあれやこれやと追いかけても、そんなものはあっという間に陳腐化しちゃいます。そして術をとっかえひっかえ追い続けた自分は単に思考の足りない、浅いままの人間なんですよ(正直、Web業界はそういう人間の集まりで、とほほです)。私は今の年齢近くになるまでそのことに気づかず、ずーっと不全感を持ち続けていましたけど。やっと自分が必要としていたものについてわかってきた感じです。かといって研究する人にちゃんとなれているかというと、まだまだなんですけどね。

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