先月の知識社会論の授業のトピックで「状況認知論」「状況に埋め込まれた(situated)知」というものを教えていただいたのですが、自分には本当の意味がわかっていない感じがして気持ちが悪かったので、先日からエスノメソドロジー(ethnomethodology)関連のご本を読んでいました。
・前田 泰樹 (編)、水川 喜文 (編)、岡田 光弘 『ワードマップ エスノメソドロジー──人びとの実践から学ぶ』(新曜社)
-> 立ち読み/サポートページ:http://socio-logic.jp/ethnomethodology.php
-> 紹介ページ:http://emca.jp/books_2007wordmap.php
丁寧に解説をされているご本です。しかし、「第1章 エスノメソドロジーのアイデア」を読み終えるまでがとてもキツかったです。いえ、説明がわかりにくいとかこの本が良くないという意味ではまったくありません(真逆です。リファレンスも豊富ですし、「よくある質問と答え」もありますし、何度も読もうと思っています)。世界観自体が自分の持っているものとまったく違うからです。たとえて言うならば、ステレオグラムをはじめて見ようとするときの困難さを感じました。そして読了しても「状況に埋め込まれた」がまだ十分にとらえきれなかった私。お願いだから埋め込むっていうなー!「埋」という漢字には「土の中」という意味が入ってるんだよ!(表語文字野郎の逆ギレ)
ここでmixiで愚痴ってみたのです。困ったときのmixi愚痴ソリューション(こら)。そうしたら上記のご本の編集者の方が見ていただいてですね、「こういう本も読んだらいいよ」という親切なアドバイスをいただきました。ありがとうございます。というわけで、下記の本を読みました。
・上野 直樹、西阪 仰 『インタラクション―人工知能と心』(大修館書店)
西阪先生の説明がものすごくお上手です。ボリュームもさっと読めるくらいでちょうどいい感じ。雲をつかむようだったのが、イメージが湧いてきました。ちなみに今、自分にわかる言葉でものすごくざっくりとsituatedを表現するならば、傷口にしてナイフ、です。すみません。文学少女のなれの果てなもので。
※他のご本についても教えていただいたのでsituatedの旅はまだ続くのでした。以下次号。