« 2007年08月 | メイン | 2007年10月 »

2007年09月 アーカイブ

2007年09月02日

エスノメソドロジーに悩むの巻<その2>。

前回からの続き。

ジーン・レイヴ /エティエンヌ・ウェンガー著、 佐伯 胖訳 『状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加』(産業図書)を読み。自分が読む順番を間違えていたことに気づきました。

1. 上記本の福島真人解説(認知科学と文化人類学/社会学の文脈における状況的学習の位置づけについて)
2. 上記本の本文
3. 上野 直樹、西阪 仰 『インタラクション―人工知能と心』(大修館書店)
4. 前田 泰樹 (編)、水川 喜文 (編)、岡田 光弘 『ワードマップ エスノメソドロジー──人びとの実践から学ぶ』(新曜社)

この順番で読むべきだったのです。状況論の出てきた背景をちゃんと知らなかったんだから(何に対してのアンチなのかが)わからなくて当然だったような気がしました。自分は無知すぎましたよorz。

福島先生の解説より「社会的行為の様々なレベルに現れる構造性と即興性のヤヌス的両面」(p.147)、そう自分が知りたいのはここですここですここなんですー(って同じ言葉を繰り返せば伝わるってもんじゃないよ>自分)。というわけで次はブルデューとギデンズに行きます。あ。その前に野村一夫先生のご本が先でした。

2007年09月04日

社会学の作法・初級編―社会学的リテラシー構築のためのレッスン

野村 一夫『社会学の作法・初級編―社会学的リテラシー構築のためのレッスン』(文化書房博文社)読了。

ソキウス・野村一夫氏による社会学の初歩よりさらに手前の入門書。良書です。Webサイトでも全文読めます

読書やパソコン利用、文献調査やレポートの書き方の作法については他の本にもありますが、私が感動したのはゼミの作法。他では読んだことがなかったです。

他に印象に残ったのは下記の箇所。

・そもそも「ものを書く」という作業は演技である。自分のなかに生じる多様な意見のなかから特定の意見を選択して書くとき、書き手はあたかもその意見の持ち主として演技することになる。まるでその意見しかもっていないかのようにふるまうのだ。(中略)演技して書くことによって首尾一貫した文章が書けるのである(pp.103-104)

・ありのままをよしとする自然主義ではなく、「かのごとく」ふるまう作為が必要(p.186)

私は、真剣に文章を書く際には、実際に書く作業自体より、自分の中に湧いてくる異論反論を黙らせる方に大部分の時間をかけているのですが、この「演技」の自覚や「数ある意見の中から慎重にたったひとつの意見を選びとったのだ、それで自分はいくのだ」という覚悟が足りないのかもしれない、と思ったりしました。覚悟を決めたくなくて、いつも逃げ道を探したくて、どこか及び腰になっているような気がしています。反省。

2007年09月16日

新概念創生論。

そろそろ取得単位が気になる秋でございますよ。

連休は久しぶりに授業に出ています。神戸大の田浦先生による新概念創生論。技術経営において、新概念をいかに生み出すかについての方法論。アナリシスではなくシンセシス。初日はアブダクションをやりました。パスタでタワーつくる演習などもありおもしろし。

2007年09月24日

第3回 デザイン知識論研究会。

9月23~24日、函館で開催された第3回デザイン知識論研究会に参加してきました。メンバーがすごい先生方なので、果たしておいらなぞお邪魔してよいものか、と思ったのですが、快く参加をお許しいただき感謝しています。ディスカッションが中心で興味深いお話を伺えましたです。

写真は会場の大沼国際セミナーハウス。大沼は、函館市街からちょっと離れていて、連休中にも関わらず人が少なかったでした。

http://www.jaist.ac.jp/ks/labs/t-taura/design_know.html

2007年09月25日

三年殺しを知ってるかい?

ロシアのサンボの裏技の話をしたいのではなく、最近はまっているDVDの話をしたいのでございます。

それは。三年前のNHK大河ドラマ『新選組!』なのでした。もしかして、「こいつ、今ごろ何言ってるんだ…?」と思いました?いえ、うちにはテレビがないもので、放送当時のバッシングやその後の評判などについてまったく知らなかったのですよ。それが、先月、有酸素運動のおともとして、レンタルビデオショップで見かけた総集編DVD3枚をうっかり借りてしまい。すべてはそこからはじまったのでした。

画面を見ていると、どんなに大勢の人間が画面に映っていても必ず自分の目が追ってしまう人がいるんです。それが山本耕史が演ずる土方歳三なのでありました。もちろんカッコいいというのも理由のひとつなのですが、イケメンが大挙出演しているドラマなので、それだけが理由ではなく。演技の肌理がひとりだけ群を抜いて細かく、繊細な印象を受け、なんじゃこりゃ、と思いました。今ならわかります、それは恋です!君を見た瞬間、息がとまったー♪(ってをい)

それでも、『新選組!』総集編はまだ普通に「ん。おもしろいかも」程度で済んでいたのです。そこで踏みとどまっていれば。くっ…!いや、血迷って完全版の第壱集、第弐集DVD-BOX、そして続編のDVDを買ってしまったのが運のつきでございました。完全版はぶったまげるほどおもしろいんです!いえ、49回もあるので、当然はずれの回もありますよ(鳥羽伏見の戦いの描写はあれじゃあいくらなんでもだめでしょう…)。でも、それも含め、ディテールと人物の書き込みとシリアスな中の笑いと驚異の伏線およびその回収地獄でもうのた打ち回るほどのおもしろさ。何回も見ずにはいられないのです。

自分が特に好きな回は第34回「寺田屋大騒動」、第38回「ある隊士の切腹」、第48回「流山」です。でもこれらの回も他の回を全部見ないとおもしろさがわからないんですよね。総集編でカットされているディテールこそがむしろおもしろいのでした。最近夜眠ると必ず新選組の夢を見てしまうくらいに夢中です。

ちなみに自分は大昔に司馬遼太郎の『燃えよ剣』、最近では『王城の護衛者』を読んだくらいで、新選組自体に対する関心は薄かったのです。大河ドラマも実家で昔、『太平記』(陣内孝則の佐々木道誉良かったですよね)を見ていた程度の中途半端なファンでした。なので、この作品をそもそも見ようとは思わなかったのは当然と言えば当然なのですが、見ずに2004年を過ごしてしまった自分を本当に情けなく思う次第です。

放送後時間が経ってしまった今、同程度に熱い思いを共有できる人が周りにいないのがさびしいのですが、ひとりで新選組ゆかりの地、板橋にも日野にも会津にも壬生にも函館(←五稜郭などにはすでに行きました)に通いますよ、ええ行きますとも!あと、今後、山本耕史はじめ、出演されている方々の舞台を見に行こうと思っています。

ニブチンの自分のように、このDVDについて、今年に入るまで知らなかったような人はあんまりいないと思いますが、もし、まだ見ていらっしゃらない方がいらしたら、ぜひご覧になることを全身全霊でおすすめします。そうそう。第1回を見ただけで判断しちゃだめですよ。ずんずん先も見てください。あ、上洛する前にも伏線がたんまりあるので、多摩編も飛ばさず要チェックですっ!芹沢鴨のエピソード群あたりでぐっときて、池田屋事件あたりになるともうノンストップになり、テーマ曲のヌッツォの声が頭に刷り込まれ、セリフを日常会話でうっかり使ってしまうようになると思います(笑)。かっちゃん、後ろだ!

2007年09月29日

石川行き。

ゼミ出席のために今月も石川に行ってきました。

研究の進捗状況報告ということで、自分の感じているもやもや感をもやもやと発表してみました。発表して意見いただいても、まだもやが晴れたわけではないですが、もうちょっと暗中模索してみる勇気は湧きました。

写真はJAISTの学食にて。定食だけだとちょっとさびしいのでコロッケも追加。

About 2007年09月

2007年09月にブログ「RetroEngine」に投稿されたすべてのエントリーです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2007年08月です。

次のアーカイブは2007年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

www.flickr.com
chimimo's photos More of chimimo's photos
Powered by
Movable Type