- 2008年4月17日 23:09
- books
これからの働き方を考えるために本を2冊読みました。
大宮知信『ひとりビジネス―転身・独立で幸せをつかむ』 (平凡社新書 416)。
ひとりビジネスの実践者20人を紹介。スタイルの違いはあれ、全員が生き生きとして働いている様子がすがすがしいのです。楽しそう。ただ、この手の本全般に共通するのですが、あまりにも「好きな仕事をしているのだから儲けは二の次でいいじゃない」という考えが前面に出ていて、自分は釈然としないのでした。ひとりビジネスで自分が倒れたらおしまいなのに、それでもその仕事が好きだからカツカツで働くのってこわすぎません?それでもいい、と言い切れるのって健康リスクがまだ低い30代くらいまで、あるいは家族などに助けてもらえる人だけじゃないのか、と思ってしまいました(注:もちろんこの本に掲載されている方全員がカツカツというわけではないです、為念)。自分がめざすとするなら、好きな仕事&&(大儲けでもカツカツでもなく)"やや"儲けというところかもしれません。
城繁幸『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代』 (ちくま新書 708)。
こちらは昭和的価値観をひとつずつ否定する形で、さまざまな人の仕事を例にとり、平成的価値観としての多様性を示そうとしている本。同時に現実の矛盾も提示されています。多様性への流れはとめられないけれど、そういう平成的価値観が浸透するまで少し時間がかかるのかもしれないと思いました。古い価値観で裁かれてつらい思いをする場面ってまだ残るんだろうなあと。
よく今の時代を幕末に喩える方がいますが、本当にそうなのかもしれないとも思っています。価値観の変革が一瞬ではいきわたらないところとか(例:刀の時代が終わっても、西南戦争の頃まで抜刀隊が実際に重要な戦力になっていた)。
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