- 2008年7月23日 21:12
- books
片山杜秀『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)読了。
片山氏といえば自分にとってはナクソス「日本作曲家選輯」シリーズ(←橋本國彦の盤が大好きです)の解説&伊福部昭本の著者の方なのですが、こちらのご本は音楽には直接関係しない(伊福部昭の親戚の思想家は登場しますが)日本思想史のご本。大正から昭和前期にかけて右翼思想がどのように変遷していったかについての流れが描かれており、とても興味深かったです。重農主義や身体論の考え方って今も当時もあまり変わっていないのですね。
>世の中に不満がある。変革を考える。けれど、うまくゆかないから、保留する。
>決定的なことは天皇に預けて考えないようにする。もう、ありのままに任せて、考えるのを
>やめる。考えなくなれば、頭が要らなくなる。
>すると、この先はどうなるだろうか。頭がなくなると、残るのは首から下である。からだである。
>実際、「中今」状況下の右翼思想は、身体論にはまっていったように思われる。
(p.184より引用。改行位置変えています)
あとがきにありましたが、次は日本とアジア問題をぜひ扱ってほしいなあと。読みたい読みたい!お待ちしておりますー。
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