Life of Pi

Yann Martel"Life of Pi: A Novel“を読みました。翻訳版のタイトルは『パイの物語』。アン・リー監督によって来年(?)映画化されるらしいです(ソース1/ソース2)。

インド・ポンディシェリ(フランス領だったのでインドの他の都市とは雰囲気が違う街)の動物園経営者の息子であるPiが、家族とともにカナダに移民すべく太平洋を横断する貨物船に乗り込むのですが、この船が沈没してしまい、救命艇で漂流するはめになります。ところが一緒に救命艇に乗り込んだのは人間ではなく、シマウマやハイエナ、ベンガルトラだったから大変。なんでこういう動物たちがいたのかというと、Piの父親が動物園の動物も貨物船に乗せていたからなのですが(海外の動物園に売り飛ばそうとしていた)。そして動物たちと一緒の長い漂流の日々が始まります。

漂流が始まるまでの前半部分がちょっとつらかったのですが(読み返すと伏線がわかるのですが)、漂流が始まってからがとても手に汗にぎります。巻をおくこと能わず、でした。私は漂流の極限状態とか動物との交流などという話にはまったく食指が動かされないのですが(でもミーアキャットにもふもふされながら眠りたいぞ→そういうシーンあります)、それでもぐいぐい読まされてしまいました。そしてそれだけではないのがこの小説のすごいところ。ラスト。ああ素晴らしい。素晴らしいけど映画としておもしろく撮れるのかこれ。ユージュアル・サスペクツみたいにするのでしょうか。

2002年ブッカー賞受賞作。この本に限らず、どんな名作でもペーパーバックだと600円弱で読めるので英語圏はいいなあと思いました。もっとがしがしいい作品を読んでいくぞオラー!という気持ちになっています。

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