The Friday Night Knitting Club

インドは英語圏ということで書店には米国の本も英国の本も並びますが、入ってくるタイミングがよくつかめません。新刊ということで入ってきていたこの本は2007年の米国でのベストセラー。もしかしてもうすぐ映画化されるということで入荷されたのかも(ジュリア・ロバーツ主演。そういえばこの本の中にもジュリア・ロバーツに言及した台詞がちょっとだけ出てきていました)。

ニューヨークでシングルマザーとして毛糸店を経営するGeorgiaと彼女の12歳の娘Dakotaをとりまく人々の物語。実の母親以上にGeorgiaを支援する年上の友人Anita。パリから著名な建築家となって戻ってきたDakotaの父親であり、Geogiaの元彼であるJames。また、高校時代にGeorgiaを裏切って姿を消した親友が富豪の妻となって再び姿を現したり、嫌味な大学院生がフィールドワークと称して営業妨害的なインタビューをしに顔を出したりなどもします。

おもしろいことはおもしろいのですが、物語が実際に動きはじめるのに時間がかかりすぎるのと展開がちょっと都合が良すぎるのと(特に元親友および元彼との過去のいきさつのくだり。手紙がだめでも他の手段で連絡取れると思うんだけど…)登場人物がうすっぺらい(K.Cがどんな人なのか全然わかりません)のがひっかかって心の底からは楽しめませんでした。でもDakotaの焼くお菓子はとてもおいしそう。巻末にレシピが載っていたので作ってみようとか。

あと読んでいるとやはり編み物がしたくなります。作中に出てくるアフガン編みのブランケットがいいなあと思いました。雄鶏社が自己破産してしまう時代ということで、日本では編み物なんかもうはやらないのかもしれないのですが、自分は今後もずっとやりたいなあと。母親がレース編みをする人だった影響もあるかもしれませんが(雄鶏社の本は何冊か自宅にあってなじみ深かったので、自己破産のニュース、とても残念です)。ムンバイは暑すぎるので毛糸を持つ気持ちになれないのが難点なのですけれど。

日本語翻訳版も出版されています。

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