できるだけ時間と労力とお金を掛けずにG検定に合格する方法

以前、「できるだけ時間と労力とお金を掛けずに日本語教育能力検定試験に合格する方法」という記事を書いたことがあるのですが、今回はG検定版です。2018/11/24に受験して本日11/30にメールで合格通知いただいたので、その顛末について書いてみます。

そもそもG検定とは何か?
G検定とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会が年2回実施する資格試験です。エンジニア向けのE資格と異なり、「ディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材(ジェネラリスト)」を育成するための試験とのこと(出典:一般社団法人日本ディープラーニング協会―人材育成)。2017年にスタートした新しい資格です。

受験の動機
そもそも自分は本職で強いストレスを感じると、達成感を得るために資格試験を受けようとする傾向にあります(前回の日本語教育能力検定試験のときもそうでした)。いや本職はマーケターなのですが、機械学習についても面白そうと感じていて、単発のセミナーに参加したりしていたんですよ。完全に趣味というか単にミーハー。そのセミナーの場で講師の方からG検定・E資格について聞き、「E資格は難しいけど、G検定なら勉強したら合格するんじゃないかなー」とぼんやり思ったのがきっかけです。

前提条件
ちなみに11/3の段階でまだ自分は「バックプロパゲーションって何?」という状態でした。よくそれで「合格するんじゃないかなー」と思えるものだと思いますが、受験勉強を長くやったせいか、短期間での詰込み学習は得意なんですよ。

高校数学はだいぶ忘れていますが、一応理数科出身で数IIIまで勉強した経験があります。いや偏微分とか完全に忘れていたので意味ないですけどね…。

G検定の特徴
G検定はジェネラリスト向けなので出題範囲がむやみやたらと広いです…って日本語教育能力検定試験と同じですね。計算問題も出題されますが、2~3題程度。あとはひたすら文章を読み、選択肢から選ぶ知識問題です。

自宅受験のため、参考書見たりググったりもできる試験ですが、120分で226問解く必要があるので、全問ゆっくり調べていたら確実に時間が足りなくなります。後半にも簡単な問題があるので、できるだけ素早くがんがん答えていくのが良いと思われます(問題にはチェック入れておいて後で見直すこともできます)。自分は全問回答後、数分残っていたので一応見直しをしました。1題だけですが、回答漏れの問題があり、見直して良かったです。

学習方法
G検定、受験料が12,960円(税込)と結構高いんですよ!なので学習にはお金を掛けたくありませんでした。あと平日は時間が取れそうになく、週末に詰め込むしかなかったので、AI白書などの参考書は思い切って捨てました。

書籍:
出版されたばかりの日本ディープラーニング協会 (監修)『ディープラーニングG検定公式テキスト JDLA資格試験学習書』に絞りました。この本、11月頭にはあらゆるオンライン書店で売り切れだったのですが、柏のジュンク堂でラス1を取り置きしてゲット。結局、2回通して読みました。章末問題が理解度を試すのに良いです。ちなみに全9章中、5-7章がキモでそれ以外の章はまったく難しくありません。

動画:
YouTubeで「機械学習」や「ディープラーニング」という語で検索して説明動画を何本か見ました。

模擬試験:
全然知らなかったのですが、当日午前中にTwitterで模擬試験があるということを知り、慌ててやりました。やっておいて良かった…同じ問題がいくつか出題されていましたよ。

学習スケジュール
時間を掛けて準備するタイプの試験ではないと思います。3か月とか掛けてしまうと、用語などを忘れてしまうのでは。自分は11/2に上記テキストゲットして、週末読むだけで11/24の試験に間に合いました。

まとめ
・費用:受験料12,960円+公式テキスト3,024円=15,984円
・期間:22日

合格率が高い(約65%)試験ですが、ある程度の準備は必要かと思います。
とりあえず、機械学習エンジニアの方と話をするときにあまりに頓珍漢なことを言わずに済むようになったのかもと考えています。もちろんまだ機械学習の勉強の入り口に立ったばかりなので、今後も勉強を続けていきますよ!E資格も取れたらいいなあ。

できるだけ時間と労力とお金を掛けずに日本語教育能力検定試験に合格する方法

ご無沙汰してしまいました&突然ですが、平成24年度日本語教育能力検定試験に合格したので、その顛末について記録しておこうと思います。

受験の動機
そもそもなんで受験したの?ですが、2012年に入り、本職のあまりの達成感のなさ(&トップの入れ替わりなどによるぐだぐだ具合)から「何か自分で勉強してみるかなー」「どうせ勉強するなら資格でも取ってみっかー」「とりあえず合格したらなんらか達成感あるよねー」と思ったのがきっかけです(安直)。と言っても短気な自分のことですから、何年もがんばって勉強を続けないといけないものは絶対無理。ということで「興味が持てる内容」&「勉強方法を工夫すれば短期で合格できる試験」を探して日本語教育能力検定試験を受験してみることにしました。

あと、再度海外に出て働きたいなあとうっすら考えており、「日本語教師ならどこかで必ず働き口がある」というのも受験の理由のひとつです。ただとても大切な仕事のはずなのに、国内でも海外でもお給料低めなんですよね、日本語教師って…(泣)。

前提条件
日本語教育能力検定試験対策講座をやっているスクールに通うことも考えましたが、どこも費用が高額です(注:検定試験対策だけを行うのではなく、文化庁指導の日本語教師養成講座420時間に対応しているスクール多いです。今回は検定試験合格だけを目指したので420時間の方は視野に入れませんでした)。自分はあまりお金を掛けられなかったので、通信講座をメインにすることに。そして大学受験時の経験から、自分が何かを本気で集中して勉強できるのはMAX6ヶ月であることを知っていたため(現役時代はこれに気づかず学力ピークが夏~秋になってしまって失敗しています)、今回は4ヶ月程度集中して勉強することにしました。

日本語教育能力検定試験の特徴
(1)出題範囲がむやみやたらと広い
 【参考】日本語教育能力検定試験 出題範囲(スペースアルク) http://www.alc.co.jp/jpn/kentei/hani/
(2)日本語ネイティブの直感や一般常識で答えられる問題も毎年出題されるが(4~5割くらい)、当然それだけでは合格できない
(3)口腔断面図の学習が必須の音声問題が毎年出題される
(4)自分の意見を論理的に説明する小論文問題がある

あと午後の試験III(文章問題+小論文)が山盛りなので、「ちゃっちゃか解く+小論文用の時間配分をしとかないと時間足りなくなるよ」とかでしょうか。

学習方法
上記(1)の「出題範囲がむやみやたらと広い」をカバーするために、アルクの「NAFL日本語教師養成プログラム」を受講してテキスト24冊をとりあえず全部読みました。メインの対策はこれだけです。

あとは過去問を解くのと、補足的にアルクの日本語教育能力検定試験対策イベント(直前対策など)や模擬試験(アークアカデミー)に参加しました。

学習スケジュール
7月~8月
・7/1より学習スタート。テキストの薄いものは1日1冊、厚いものは2-3日で1冊を読んで理解&不明点は付箋つける・ノートに簡単にまとめる&都度小テスト提出。夜1-2時間と通勤時間を使う感じで大丈夫でした。小論文を含めて8/31までにNAFLの課題は全提出。

途中駆け足になったり、消化不良の単元もありましたが、当初立てたスケジュール通り修了できました。ここで自分の弱点は音声分野だということが判明。逆に小論文はどんなお題がきてもほぼ書けることがわかりました。

9月
9月は過去問(市販されており、簡単に手に入るのが良いところです!)と苦手分野克服(音声対策問題集を追加購入)と暗記にあてました(午前の問題Iは正直かなり暗記が必要です)。9/2にアークアカデミーの全国統一模擬試験を受験。総合的な点数が良かったのと、小論文の模範解答に選ばれるなどしたため、割と自信がつきました。ただこの結果が良かったせいで途中ちょっと気持ちが緩んでしまったところもあります。音声は相変わらず何回模擬テストCD聴いてもだめだめで、落ちるとしたら音声問題のせいだな、と思っていました。

10月
9月末にアルク主催の直前対策イベント(2日間)に出席し、音声で最低限クリアすべき情報を入れた口腔断面図の作り方がようやくわかりました(気づくの相当遅いです…でもNAFLだけやっているとわからないですこれ)。A4ペラで自作の口腔断面図(覚えやすい順に配置)を作り、トイレに貼るなどして暗記。「音声で万が一他の問題が出題されたら捨てる」ことに決めたところ、ものすごく気持ちが楽に!その反面、ノートに何度書いても覚えられない暗記項目などがあってちょっと凹んだりも。同じことを7月から3回書いてあったりしました…いいんだ…最終的に覚えられたから…。

受験当日(10/28)
寝坊したわけでもないのに朝ゆっくりしすぎていてダッシュで試験会場に駆け込むことに(精神的に良くないのでおすすめしないです)。着席はぎりぎりセーフ。時間配分は模擬試験などで把握していたので無理なく取り組むことができました。苦手な音声問題、ぎりぎりまで口腔断面図を睨んでおき、解答時間がスタートしてすぐ忘れる前に問題用紙にがーっと書き込んでおくというワザでなんとかクリア。他にも、毎日のように見ていたJICAのWebサイトから出題されるなどラッキー問題が!(注:ええっと私今回の試験に関係なく、昔からストーカーのようにJICAのサイトを見ています…いつかシニア海外ボランティアに参加したいと思っているから)

まとめ
・費用:十数万円程度(内訳:通信講座+書籍+問題集+イベント参加+模擬試験)
・期間:4ヶ月弱

平成24年度の場合、合格率が23%でした。40代でも、暗記力衰えがちでも、苦手分野があっても、集中して勉強したら受かるんだ、ということがわかったのが収穫です(この試験は高年齢の方も多く受験されています)。NAFLは出題範囲を効率良く網羅するのに適しており、選んだことに後悔はないのですが、音声分野がわかりにくい・情報処理分野の内容が古いなどの問題点も感じました(最新情報はあまり出題されないので実質的には問題ありませんでしたが)。

また、実際日本語教師として働く場合には、検定試験対策の座学だけではもちろんだめで、実習体験が必須だと思います。今後そのあたりを補っていこうと計画しています。