サイレント五十肩

右肩の五十肩が来たのが2019年5月。接骨院やマッサージなどに通い続けて2020年1月に治りました。完治まで約8ヶ月かかったということですね。そのとき聞いたのが、五十肩は片方だけでは終わらないということ。つまり左肩にもいつか来る、ということです。あれか、最終回で敵を倒してめでたしめでたしと思っていたら「いつかまた復活するかも…?」の含みを残すやつか。シン・ゴジラでもありましたよね。で。実は今来てます。左肩に。五十肩。

でも右肩のときとは随分様子が違うんですよ。右肩のときはねえ、初めてのことなので心細いわ、夜眠れないほど痛いわ、もうこんなにポンコツになっちゃったんだ自分の体、お先真っ暗だよしくしくしくみたいな感じで心の中シュトルムウントドランク(疾風怒濤。グじゃなくてクですよねドイツ語的に)だったのですが、今回は静かなんですよ。心の中は静かに凪いでおります。今、ハリラヤ休暇中で南の島におりますが、滞在をとても楽しめています。

なんで全然違うのか。まず、利き手が右手なので左手はそこまで使うことがない、ということが大きいです。「左手を使わない」→「左肩に痛みを感じる頻度が低い」ということで生活の質を落とさずやっていけています。「えっキーボード入力では左手使うじゃん、大丈夫なの?」と思われるかもですが、痛みが走るのは主に「腕を伸ばすとき」なのでキーボード入力だけでは問題ないのでした(右肩のときもそうだったので、仕事にあまり支障なくて助かりましたです)。

あと痛みもそこまで大きくないです。右肩のときは夜ベッドに入った後、本当に全面的に痛かったんですが(ピアノ演奏で例えると、両手両指で鍵盤をばーんと叩く感じ)、左肩はなぜか痛みが「ちらっ」「ちらっ」と走る感じで(中指と薬指だけで「ミファファ」と弾く感じ)、「すみません、なんか忖度してくれてます……?」と思うくらいで済んでいるのでした。

いやこれはほんの序章に過ぎず、もしかしたらこれから本格的に痛みが増す可能性もゼロでないと思います。なので油断せず、体を労わっていこうと思うのですが、もしこんな感じで数ヶ月で収まってくれるなら本当にありがたいなあとか。書いておくと言霊の力で実現したりしないでしょうか。頼んだぜヒダリ―(寄生獣っぽく)。