語学学習(あるいは挫折)の遍歴

マレーシアで暮らし始めて10カ月が経ちました。マレーシアでは英語が通じる(街中で大体英語が通じる→100%ではないですが)のでマレー語ができなくても生活はできるのですが、「せっかくマレーシアで暮らすのならばマレー語も勉強したいなあ」というくらいのゆるいノリで勉強しています。

マレーシアの語学学校がオンラインのプライベートレッスンを提供していて、週1回習っています(英語でマレー語を教えてくれます)。自分はどちらかというと日常会話よりも読み書きができるようになりたいので(マレー語の新聞を読めるようになりたい)、文法などをテキストに沿って教えてくれ、かつ同じ先生がずっと担当してくれる授業にとても満足しています。宿題も毎週たっぷり出るのでさぼれないのがしんどい良いところ。

習い始めて1年も経っていない素人の身でマレー語の特徴など語れないとは思うのですが、あくまで個人の感想で言うと、マレー語は、

  • 発音があまり難しくない(基本アルファベットのまま。「c」は「チャ」など例外ありますが)
  • 語順が割とフリーダム
  • 動詞の活用が少ない(時制変化はなし。いや別の変化はあります……)
  • 他のアジア系言語やっていると共通点があるので理解しやすい(量詞とか)
  • 接頭辞・接尾辞を付けて使うのでそれらの法則知らないと見出し語(語幹)がわかりにくい
  • 名詞や疑問詞の繰り返し(重複形)がかわいい

などの特徴があると思います。最後のはめっさ主観ですが。いや「あぱあぱ」(anything)とかかわいくね?繰り返しでなくても疑問詞結構かわいいですが。「まちゃまな」(how)とかね。

マレー語以前にどんな言語をやっていたのかというと、使える順で言えば、

  • 英語(今一応英日翻訳で食べてます->なぜ「一応」なのかはおいおい書くと思います)
  • 中国語(語学留学経験あり&翻訳学校のマーケティング担当だったので、中日翻訳コースに社割で通ってましたがかなり忘れてます)
  • ヒンディー語(東京外大のオープンアカデミーに通ってました)
  • ドイツ語(大学の第3外国語。後に公文式のドイツ語コースもやりましたが挫折)
  • チベット語(卒論の関係で大学で取ってました。カワチェンの講座にも参加しましたが挫折)
  • サンスクリット語(大学で取ってましたが早々に挫折。ドイツ語もヒンディー語もそうだけど活用が苦手すぎます)
  • セルビア語(DILAで10時間習いましたが活用で挫折)
  • アラビア語(一瞬、NHKのテレビ講座やってましたが挫折。だから格変化ある言語はだめなんだって……)

です。どんだけやってんだ。あとどんだけ挫折してんだ。いや性別(男性形・女性形・中性形)がある言語全滅してますね……やってないけどラテン語とかフランス語も無理そうです。サンスクリット語はいつかリベンジしたいとは思っているのですが。

いや自分的には反省はすれども(例:セルビア語とかもうちょっと粘っても良かったんじゃないか)後悔はしていなくて、多言語を学習すると他の言語学ぶときのハードルが低くなるので(母語以外の物差しができるから)、今後もくじけずに勉強を続けていきます。

流暢にしゃべれなかったり、完全にマスターできないと語学に掛けた時間がムダ、という意見を目にすることもありますが、自分は違うと思っていて、ある言語をちょっとかじっただけでも、その言語を使っている方々に親近感が湧くというか、文化の一端に触れられる気がして自分の狭い世界が広がる感じがします。いやね、単純に好きなんですよね、新しい言語を学ぶのが。