トライ&エラーの多い人生を送っています。
新卒で入った会社からの転職が決め手だったと思っていたら、そういえば大学も入り直してたわ(地元の大学に1年通いつつ仮面浪人してました)。やられたらやり返す。もとい。だめだと思ったらやり直す。本当は家庭環境が嫌すぎて生まれるところからやり直したくて、高校の頃に1度試みたことがありますが失敗したので、それについてはもうやらないのですけどね。
トライ&エラーは成功のために必須だと思うのですが、なぜか日本では忌み嫌われますよね。なんでもすすーっとストレートにうまくいくことだけが成功とか。置かれた場所で咲きなさいとか。環境を見て言えよ、根腐れるってば。いや自分も転職時の面接などでさんざん嫌なことを言われました。昭和から平成にかけては嫌味なことをたくさん言われた時代でした。終わって良かった。さすがに大企業のリストラも珍しくない令和ではもうそういうことはないのでしたが。
転職経験者の方にはおわかりいただけると思うのですが、自分のスキルとか経験とかはまったく変わらないのに、会社が変わるだけで神のように持ち上げられることもあれば、その程度かと馬鹿にされることもある。インドから帰国直後の自分のTOEICスコア930だったんですが、翻訳学校のマーケティングやってたときには周囲(同時通訳の先生とか)の英語力がすごすぎて、930が低いくらいでしたもん。そうかと思えば外国からの電話に英語で対応しただけでものすごく褒めてくれる会社もありました。そして実際に転職して働きはじめてみない限り、その職場で自分のスキルや経験やキャラクターがどう転ぶかはわからない(採用プロセスで職場環境がある程度わかることもありますが、すべてではないし)。こちら側だけの問題じゃなくて、会社側が妙に斜め上の方向に期待してそれができない場合に勝手に幻滅されるということもあり(例:「マーケできるんだったら営業もできるでしょ」「日本語講師の資格持っていて英語もできるんだったら英語講師もできるでしょ」←両方言われたことあります)。なのでジグソーパズルのピースが合わないときと同じで、会社に合わない場合には再度トライするしかないと思うのです。
さらに自分の場合は失敗してなくてもトライしたりするからタチが悪かったりします。割と良くしてもらっていても別のトライに向かったりとか。ごめんなさい、マレーシア来ちゃったのもそんな感じでした。まだ海外で働けるのかトライ。翻訳ブランクあるけどできるのかトライ。結論としては、来たら働けちゃったトライであるのですが。
たぶんコスパを追い求める人、最短距離で成功したい人にはムダだらけで失敗だらけの人生に見えるかと思うのですが、本人は割と楽しく生きていけてるんですよね。だって曲がりくねった道を歩くこと自体が楽しいんだもん。いや自分の子供の頃の最大の夢、嫌な家庭環境から離れて自立する、はすでに達成してしまっているので、あとは思うがまま楽しく生きていくだけだから儲けものでございますよ。ここからさらに年を取って体力なくなってトライできなくなったらどうしよう、とふと思うこともありますが、ムダトライが減っていいかもしれないですね。それでもたぶん死ぬ瞬間まで何かトライしていると思います。試行こそ人生よ。